本校は、村民の期待を担って、長年の課題であった南北二つの中学校が平成5年に統合され、同年4月1日より「泰阜中学校」として新たな出発をした。
 開校当初から、くれ木踊りや花いっぱい運動等の地域行事に参加し、高齢者学級との交流を行ってきた。平成7年より全校で俳句づくりを通して感性を磨く活動に取り組み、春秋の句会では、自分の作品づくりとともに他の作品も十分に味わうことを楽しむ時間を設けている。平成8年、特別養護老人ホーム「やすおか荘」でのボランティア活動を始め、その後デイサービスセンターや村内の一人暮らしの老人宅の訪問、田本駅や唐笠駅における清掃活動、村内のゴミ収集活動等を含めた全校ボランティア活動に、積極的に取り組んでいる。
 生徒は、平成22年度に泰阜北・南小学校が統合し、中学校の向かいに開校した泰阜小学校から入学してくる。素直で明るく、礼儀正しい。諸活動への取り組みは、まじめで黙々と最後までやり遂げようとする粘り強さがある。優しく、穏やかな心持ちの生徒が多く、友を思いやる温かな心をもって共に成長しようと頑張っている。